クラスローダーとJ2EEパッケージング戦略を理解する: 第3回「J2EEパッケージング戦略を理解する-恐怖のドッペルゲンガー」

WebSphereに限らずJ2EEの開発において、EARのパッケージングとClassLoaderの関係の把握、ClassNotFoundExceptionの防止は難しい問題ではないだろうか。
この連載はとてもわかりやすく、興味深いものです。

IBM Developer 日本語版 : 大変申し訳ありません。このページは無効です。
先日、Groovyの文法が変更されてDeveloperWorksの連載のコードが動かないことを書いたが変更点をまとめた記事が掲載された。
これで大丈夫。
しかしGroovyはまだまだ動作しない機能などもあるとの記述がちょっと気になるところ。
正式リリースまで待てないのでごまかしながら使用するつもり。

Java EE 5 passes public review ballot
旧聞に属するだろうけどJavaEE5がpublic reviewの投票を賛成多数で通過した。
なぜかOracleが棄権。
そしてIBMはtheserverside.comの記事によると半年も以下のようなコメントを付随しているらしい。

IBM's vote is based on the technical merits of this JSR and is not a vote on the licensing terms. IBM supports licensing models that create an open and level playing field by allowing third parties to create independent implementations of Java Specifications and that do not allow individuals or companies to exercise unnecessary control for proprietary advantage. We support open source as a licensing model for contributions in the JCP, and would hope others will support this direction. This comment is not necessarily directed at the current business or license terms for this JSR, however, it is a statement of IBM's preferred licensing model.

うーん、これ見てオープンソース支持の人たちはどう思っているのだろう。
別のBlogでJ2EEを救う方法と題してオープンソースにするべきだ、そうすれば改革のスピードが速くなるというような記事があった。JCPの進行速度が遅すぎるという指摘だ。
でも、サポートがなければ使えない企業は多いと思う。
Apacheの作る製品は本当に素晴らしいと思うけれど私は仕事で使えない。
IBMがサポートするとして、IBM色の強いSDOのようなものがいっぱいあって、それを用いて開発することが本当に開発者と利用する人たちにとって幸せになるのだろうか。
もう一つ疑問なのはHarmonyって性能がでるのだろうか。オープンソースのソフトがすごいのは証明されているし、Harmonyに参加している方々も素晴らしい顔ぶれだと聞いている。しかしこと性能競争になるとまだ企業側のほうが有利な気がする。例えばC言語Intelコンパイラの性能はGCCよりずっと高いと聞く。特にJITの開発は非常にコストがかかるようである。SunのJVMのWhat'sNewを並べてみたことがあるが非常に長期間に渡ってマイナーアップデートの度に細かな性能向上が述べられている。IBMがコードを提供するとはいえいきなり高い数値を出すとは思えない。もし性能が悪かったら、オープンソースだからという理由でHarmonyを利用する人は出るのだろうか。JDK1.0の頃はMS-JVMが性能が良いのでそちらを使う人が多かった。JDK1.3まではIBMが性能が良いのでそれを使う人が多かったと思う。性能は支持を得るのにとても重要な要因だと思う。

以前、theserverside.comの記事にてHarmonyのプロジェクト関係者の方と、Harmonyに懐疑的な見方をする人とがHarmonyには大義がない、あると不毛な議論を繰り返していた気がするが、理解できる理由はモジュール化の推進のみだった。とにかく自由なソフトが欲しいというのはわからないでもないのだけれど、どうも今回、IBMがSunからJavaを奪い取りたいだけに見えてしまう。
IBMJavaを取るとどうも不安だ。
統一UNIXはどうなっただろう。OSFはどうだっただろう。統一Linuxはどうなっただろう。どうもIBMがイニシアチブを取るとうまくいかない気がしないだろうか?
JCPに関してはSunもこれからも譲歩するだろう。それより今日、未だにMS-JVMでなければ動かないアプレットが多かったり、携帯電話でJavaの性能が機種により全然違ったりするほうが悲しいのではないだろうか。
今のところ、ちょっとSunの考えのほうを支持している。

IBM Developer 日本語版 : 大変申し訳ありません。このページは無効です。
古いJVMというとIBMさんがまだJDK1.4レベルなんですが。(笑
早くTiger出してくださいね。とても期待しています。
Mustangの概要が記事になるくらいなのに何がネックになっているのかなぁ。