IBMがApache Geronimoにサポート

IBMGeronimoにより強力なサポートをするそうだ。
IBMは以前、Geronimoを商業的にサポートするグルーコードを買収している。
グルーコードの商品ラインナップは縮小するという嫌なニュースも流れているのだが、それはWebSphereとかぶっているからしかたがないだろう。
しかし同時にこのニュースを出してきたことでIBMオープンソースによりコミットすることがはっきりした。
グルーコードの買収時からこれがJBossに対する対策であることはいろいろな筋から指摘されてきた。


いよいよ戦いは激しさを増してきたわけである。
健全な競争はとても良い。


デベロッパワークスに記事があるがGeronimoの開発チームにはOpenEJBのチームがいる。
OpenEJBはアプリに組込みができる、小さな、そして開発サイクルにおいてサーバの再起動がいらない素晴らしい製品である。


かたやJBossといえばDI、AOPに力を入れ、EJB3を早くから正式ではないといえ実装をリリースし、新しいJavaを提供してきた。


両者とも実力を持っているが、Apacheが既存のJ2EE1.4に付加価値を与える方向であるのに対し、JBossは常に新しい世界を提供しているのではないだろうか。
どちらが良いとかいうのではなく、J2EE1.4に例えSunやJCPに認められなくても自社標準をプラスするIBMと、Sunと仲直りし、EJB3、JavaEE5を推し進めるJBossとの戦いと捉えるとこれほど面白いものはない。

良いものを出してくれれば開発者にとってとても有益だ。
Javaの世界はオープンソースのおかげでとても活発だと新ためて思う。