IBMからJavaSE 6がリリースされた。
http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk
情報元はこちらから
http://db2.jugem.cc/?eid=1308
http://mail-archives.apache.org/mod_mbox/harmony-dev/200712.mbox/thread
SunからJavaSE6が出たのが1年前、その時私はこのような日記を書いた。
http://d.hatena.ne.jp/minghai/20061227/p1
先日、MacにはJavaSE6が付属しなかったときには随分と大騒ぎになった。
それに比べると「ひっそり」という言葉が相応しいIBM JavaSE6のリリース
そのうち使ってみようと思う。
なお、IBM JavaSE 6にはHarmonyのコードが使われているとのこと。
リリースが紹介されたのもそれゆえApacheのメーリングリストということらしい。
残念ながらHarmonyのどのコードが使われたのかは定かではない。
http://mail-archives.apache.org/mod_mbox/harmony-dev/200712.mbox/%3c475D356D.5030707@gmail.com%3e
JVMがIBMのバイナリで、クラスライブラリにHarmonyのコードが用いられているらしい。
またUnofficial DB2さんによるとDB2 9.5がJDBC 4.0に対応になり、JavaSE6とのセットでJDBC4が使えるようだ。
JDBC 4.0はアノテーションを用いた静的型チェックなどが追加されて非常に強力になっている。
またDB2 9.5 LUWは自動統計更新がさらに強化されているとのこと。
この2つから考えられることは現在、IBMのみがSQLjを利用していることとの整合性である。
DB2は静的SQLを重視し、静的SQLのパッケージを作成して利用するという稀な形態を取るRDBMSだ。
DB2のDBAの仕事の大切な1つはrunstatsが誤作動してアクセスパスが変わってしまうことがないように備えることだ。
しかしIBMが主張するSQLjの利点のうち、静的型チェックとパフォーマンスは既にJDBC4.0のほうが有利であり、後はDB2がOracleやSQL Serverと同じくhint文を採用すれば解決することになる。