EJB3は成功するや否や

非常に期待しているEJB3,現在OralceやJBossがRC版をリリースし、期待大なわけであるが、当然流行りものには誹謗中傷がつきまとう。それは人気のバロメータでもあるので別に問題ないのだが、とりあえず批判は素直に聞いておくべきだろう。theserverside.comとjavaworld.comに現在違う趣旨の批判が載っている。EJB3がconfigからソースに対する記述形式になったことに対して数年後にはまた逆の波が襲ってくることが批判の趣旨だと思う。技術的には常に波があるのは当然だ。最近になってシンクライアントが再び注目されてきたように技術というものは常に流行り廃りがあるものだと思う。批判するよりもむしろつぎの波に乗ることが重要であるように思う。EJB3は先行するオープンソース製品をSunが正式にJavaEEに取り込んだという珍しいケースだ。まだオープンソース製品に対する信頼は日本でも海外でも大きいものではなくIBMJBossのような商業的にサポートしている企業があるかどうかは商業的な現場にて採用されるには大きなファクターとなる。このような状況にてHibernateではなくEJB3であることはとても大きな利点となると考えられる。JavaOneの発表にて、Oracleがスペックリードとなり、EJB3に強くコミットしている点はとても良いことだと思う。JavaEE5の正式リリースにはまだ時間がかかりそうであるが、OralceとJBossにはぜひEJB3の早期浸透を実現すべく頑張って欲しい。